ハイパーカミオカンデに期待
新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。またコロナワクチンに関する情報は首相官邸のウェブサイトをご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。

ハイパーカミオカンデに期待

 こんにちは、スタッフの古宿です。カミオカラボでは業務を再開してから約3週間が経過しました。消毒の徹底やソーシャルディスタンスの確保、換気などもろもろの新型コロナウイルス感染対策に努める一方、おかげさまでお客さまも少しずつ増えてきています。今回は、来館者の関心が高い、ハイパーカミオカンデについて少し触れてみたいと思います。

 ホスト研究機関の東京大宇宙線研究所のパンフレットによりますと、ハイパーカミオカンデは、現行のスーパーカミオカンデを凌駕する巨大水タンクとそのタンクの中に並べる超高感度光センサーからなります。この実験装置は、素粒子を観察する「顕微鏡」であると同時に、飛来するニュートリノを用いて太陽や超新星爆発を見る「望遠鏡」でもあります。…中略… 国際研究プロジェクトとして世界の研究者が協力し、2020年代後半の実験開始を目指しています。
 また、検出器の本体は、直径68m、深さ71mの円筒形のタンクに超純水を満たしたものです。タンクの体積は26万トン、有効体積は19万トンでスーパーカミオカンデの10倍になります。タンクの壁には大型の超高感度光センサーが4万本取り付けられ、水中で発生するチェレンコフ光を捉えます。などと紹介されています。
 有効体積が10倍ということは、観測能力も10倍になるそうです。スーパーカミオカンデでは1日あたり20~30個のニュートリノを観測していますが、ハイパーだと、これが何と200~300個。そのため、これまで見えなかった素粒子のまれな現象や、CP対称性の破れ(ニュートリノ・反ニュートリノの性質の違い)の測定が可能になると期待されています。
 ご承知の通り、建設予定地は神岡鉱山の地下です。当館でも近い将来、ハイパーカミオカンデの展示および紹介が出来たらと願っています。


スキありがとうございます!
ひだ宇宙科学館 カミオカラボの公式noteページです。 宇宙物理学を始めとした科学の話題を配信しています。 公式ホームページはこちら https://www.city.hida.gifu.jp/site/kamiokalab/