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カミオカラボスタッフ自己紹介4 ~鉱山の町神岡に生まれて

   こんにちは。今回は古宿が担当します。自己紹介ということですが、1958年生まれ。地元出身です。学生時代から10年間ほど主に関西で過ごした後、Uターンして現在に至っています。
 古里の神岡町について少し触れますと、私が子どものころは国内有数の非鉄金属鉱山の所在地として栄えていました。人口は最盛期で約2万7千人。農林業や商工業などもともとこの町で生計を立てていた人と、鉱山の社員、公務員といった全国各地からの多くの移住者でにぎわっていました。さまざまな文化、スポーツ活動や労働組合による政治運動も盛んに行われ、保守的な飛騨地方の中にあっては、リベラル色の強い特異な町でした。映画やファッションなど最新の流行をいち早く入手できたのは、子ども心にも誇らしかったのですが、その反面、派手好きで、「熱しやすく、冷めやすい」のが神岡人の特徴、欠点ではないかと思っています。

 さて、神岡鉱山の中にあるスーパーカミオカンデやカムランド、KAGRAについては、仕事の関係で施設の建設当初から現地を見学させてもらったり、研究者の方からお話をうかがったりする機会に恵まれました。
 中学生のころから数学が苦手です。サイエンスには興味があるのに、複雑な数式は理解不能。そんな理系コンプレックスを逆手にして、来館者の方と素粒子物理学の面白さをゆっくり、楽しく探っていきたいと思っています。


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