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2019年3月、飛騨市に新しい科学館がオープンしました!

※この記事は、過去にカミオカラボのホームページに投稿された記事を一部加筆修正して投稿しています(掲載日:2019年3月27日)。


3月27日、岐阜県と富山県の県境のまち飛騨市神岡町に新しい科学館が誕生しました。

「ひだ宇宙科学館 カミオカラボ」という名称の当館は、道の駅 宙(スカイ)ドーム・神岡の中にあるドーム状の建物を活用する形でオープンしました。

カミオカラボドーム

神岡町と言えば、2002年に小柴昌俊博士、2015年に梶田隆章博士がノーベル物理学賞を受賞するに至ったニュートリノ研究のための地下実験施設を有する街です。

カミオカラボは、「こうした宇宙や素粒子の研究の魅力をより広く伝えるためにつくられました。」(リーフレットより)

「ニュートリノ」ってなに?「地下実験施設」とは一体!?
その辺りは、こちらのブログでもこれから少しずつ取り上げていきたいと思います。

まずは、オープニングセレモニーにおけるテープカットの様子をご覧ください。

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セレモニーには、梶田隆章博士にもご出席いただきました。テープカットの会場となったのは、カミオカラボの目玉の一つである高さ7mの円柱状スクリーン「ワンダーシップ」です。テープカットの際には、地下実験施設スーパーカミオカンデの内側に隙間なく敷き詰められた光センサーの様子が映し出されました。

ワンダーシップでは、この他にも2種類の映像コンテンツを用意していますので、からだ全体が包まれている感覚をぜひ、ご体験ください。

カミオカラボには他にも、ニュートリノの性質や観測方法、ノーベル賞の受賞理由となった発見などを直感的に学ぶことのできる体感ゲームもご用意しています。その詳細も、このブログを通じておいおいご紹介していきたいと思います。

さて、ここまでお送りしたのはカミオカラボでサイエンスコミュニケーターを務める高知尾 理(たかちお おさむ)でした。カミオカラボで白いベストを着たサイエンスコミュニケーターを見かけたらぜひお気軽に、お声掛けください。

科学のこと、飛騨のまちのことなどなど、色々なお話をできることを楽しみに、皆さんのご来館をお待ちしております。