読書は楽し。

 こんにちは。スタッフの古宿です。ゴールデンウイークの連休は明けましたが、国や岐阜県による新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言の5月末延長に伴い、カミオカラボも引き続き休館となりました。コロナ過の収束に向け、いまだ先が見通せない困難な状況が続いているため、残念ながら再開期日は未定です。県境をまたぐ移動の制限などストレスはたまる一方ですが、皆さんとお会いできる日を気長に待ちたいと思います。
 ところで、連休中はこれといった用事がなく、旅行にも出かけられないので、自宅でのんびりしていました。もちろん、コロナウイルスのことは気になり、テレビやネットなどで情報収集したり、感染の専門家や歴史学者の話に耳を傾けたりしましたが、それだけでは気分が沈み、とても間がもちません。そこで、時間がたっぷりある時にやりたいと、かねがね思っていた本の再読。学生時代に感銘を受けたチェーホフの短編集とサルトルの「嘔吐」を書架から取り出し、じっくり読み込むことができました。
 「感想は?」と問われたら、「よかったです」としか答えられないですが、調べものや知識の取得を目的に本を開く作業と、読書は全く別物です。