いまなんどきでい
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いまなんどきでい

いしばしの担当です。
有名な落語「時そば」の一節です。「八つまで数え」、客が「いまなん時でい」、そば屋が「九つで。」客が「十、十一・・・」と続け、16文のそば代を1文ごまかすと言う話で、皆さんご存知だと思います。

時代小説を読んでいると「丑三つ時」「明け六つ」などと時間を表す言葉が出てきます。さて、今の定時法の何時頃かご存知ですか?

江戸時代には太陰太陽暦を使っていました。太陰暦(月の満ち欠けを使う)を使うと1年で約11日ほど短くなります。その調整のために3年に1度、閏月を加え太陽暦の1年と合うように調整します。たとえば、葉月の次が閏葉月のようになります。
また、日の入りから日没までを昼間としていたため、夏と冬では昼間の長さが違ってきます。私にとっては外が明るくなると起きて、早寝しているので、ちょうどいいのですが・・・。
太陰太陽暦(旧暦)では、夏至と冬至では昼間の長さがなんと約5時間も違います!!!
結構、複雑そうに見える暦ですが、お日様が登って起き、日が沈むと寝る生活には、分かり易いのかもしれません。

旧暦の時刻には十二支が当てられていて、夜中の0時が「子の刻」昼の12時が「午の刻」です。1刻が2時間のはずですが、季節によっては短くなってしまいます。
1刻(とき)を半分に分けて、半刻(1時間)とよび、その真ん中に時刻を正刻と呼ぶので、昼の12時が「午の正刻」言います。何か思い出すことはないでしょうか?
正午は「午の正刻」なのです。「午の正刻」前が「午前」、後が「午後」。
実は「おやつ」と言う呼び名も、昔の暦に関係あります。江戸時代の初期には一般庶民は朝夕の一日二食でした。そのため、「昼八つ(午後二時頃)」に軽い食事を摂ったそうです。そのため、この頃に食べる軽い間食を「お八つ」と呼ぶようになったとのこと。

既に使われなくなった古い暦ですが、生活の中には生きているんですね。

おまけの話。今年の七夕は日本中が雨だったようですが、旧暦(太陰太陽暦)の七夕は、今年は8月25日です。楽しんでください!

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