お寄せいただいた質問と回答 その5
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お寄せいただいた質問と回答 その5

ひだ宇宙科学館 カミオカラボ

【2019年8月9日にブログに掲載した記事をnoteに再掲載しました。】

ニュートリノ!サイエンスコミュニケーターの高知尾です。

夏休みに入り、カミオカラボも毎日たくさんの来館者にお越しいただいております。

そして、カミオカラボに設置されている質問箱にも質問用紙が投函されるペースが速くなってきました。

今回は、より多くの質問にお答えするため、テンポを少し上げて回答させていただきます。

質問1

ニュートリノはどこまで飛び続けるの?

(ペンネーム Nさん)

回答

邪魔するものが無ければ、どこまででも飛び続けます。いつまでも。

ただ、粒子とぶつかった場合には、パート3の質問2のような反応が起こって消滅する場合があります。

また、運悪くブラックホールに飛び込んだ場合も切り抜けることはできないでしょう。

質問2

どうやってニュートリノの重さ(質量)をはかったの?

(ペンネーム こしょうちゅうさん)

回答

実は、ニュートリノ1個の質量はまだはっきりとわかっていません。

スーパーカミオカンデの実験でわかったのは、2つのニュートリノの間に”質量の差”があることです。差があるということは、それぞれのニュートリノの質量がゼロではないということになりますね。3種類あるニュートリノのうち、どれが一番重いかなどもこれからの研究で調べていく必要があります。

質問3

ニュートリノくんグッズはありますか?

(ペンネーム 文系くんさん ほか)

回答

残念ながら現状では販売している商品はございません。

今後、商品開発の可能性も検討されていますので気長にお待ちください。

噂によると、リピーターカードのハンコを集めるといいことがあるみたいです。

質問4

太陽から何兆個ものニュートリノが来ているのに、なぜわざわざ人工的に作っているのですか?

(ペンネーム YMLさん)

回答

確かに、太陽や大気などの自然由来のニュートリノはスーパーカミオカンデで1日に30個ほど観測できるので、これらももちろん研究に利用しています。にもかかわらず、茨城県の東海村から人工的に打ち込まれたニュートリノを観測する実験も行われています。

どうしてでしょうか。

例えば、大気で生まれたニュートリノは具体的にどこの上空で生まれたのか、どの高さで生まれたのかなどはっきりしていないことが多くあります。一方、人工的に作り出したニュートリノであれば、発生場所は確定していますし、発生時のエネルギーや発生数もある程度自由に決めることができます。

そのため、ニュートリノがエネルギーや距離に応じてどう変化していくかを調べたいときには人工的に作ると好都合なのです。

質問5

どうして空は青いの?

(ペンネーム まるやかさん)

回答

太陽からの光にはいろんな色が入っています。

だから、虹は七色に見えます。

地球の周りをとりまく空気は、太陽から届いたたくさんの色の光のうち、青色の光だけをあちこちに散らばらせる性質があります。

地上にいる私たちは空全体に散らばった、この青い光を見ているのです。

ちなみに、土星の周りをまわる「タイタン」という星の空はオレンジ色だそうです。

行ってみたいですね。

質問6

なぜ、星は夜しか見えないんですか?

(ペンネーム Yさん)

回答

星は、昼間でも夜と同じように私たちの頭上で輝いているはずなのですが、太陽が明るすぎて見えないのです。

でも、とても明るい星は見えることもあります。

例えば、昼間の月や、朝方や夕方の金星は太陽の光を反射して見えることがあります。

また、自ら光輝く星でいうと「彗星(すいせい)」や「超新星(ちょうしんせい)」という珍しい星が昼間に登場することもあります。

さて、超新星の話が出たところで、ひとつお知らせです。

カミオカラボではこれまで、開館以来の総入館者数が宇宙物理学研究に関連する数とぴったり同じになったときにご来館された方にささやかな記念品をお送りしてまいりました。

スーパーカミオカンデの光電子増倍管の数(11,129本)と同じ11,129人目のご来館者。

スーパーカミオカンデに使われる水の量(50,220トン)と同じ50,220人目のご来館者。

さて、次はどんな数字にしようかとスタッフ一同昼夜を問わず考え抜いた結果、以下に決定することにいたしました!

100,651人目!

この数字は、人類が記録した中で最も明るい超新星を観測した日である1006年5月1日(※)から来ています。

カミオカラボで扱うニュートリノや重力波とも(おそらく)とっても関係する(たぶん)話ですね。

果たして、今年中に到達するのでしょうか。

みなさまのご来館をお待ちしております。

※日にちについては諸説ありますが、日本の古文書「明月記」に書かれているものを採用しました。

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