桜が咲きました!
なんと!カミオカラボの脇にある桜の木2本に9月末から花が咲きました。時々、ニュースで見ることはあっても実際に見るのは初めてです。
一般的には「狂い咲き」と呼んでいますが、気象台では「不時現象」と呼ぶそうで、開花時期と1か月以上離れていることを目安としているとのこと。
気になり、調べてみると、“そうか~”と納得できる原因があることがわかりました。
原因1:アメリカシロヒトリの幼虫による食害
・アメリカシロヒトリの幼虫は春から夏にかけて桜の葉を食い荒らしてしまい、葉がなくなることが狂い咲きの原因
原因2:台風により影響
・台風の強い風と雨のため、葉が落ちたり、木が折れることが原因。
ともに、夏に葉がなくなるということが、桜の狂い咲きを起こすとの事です。
桜の木は夏に花芽を作り栄養を蓄えます。そして、冬に向けて休眠ホルモン(アブシシン酸)を出し、休眠ホルモンが出ると花芽が硬くなり、花は咲かないようになります。
寒い冬を越して、2月ころからの気温上昇に反応し、植物ホルモンのジベレリンを出し、花を咲かせる準備をします。
葉で作られる休眠ホルモンでできないと花を咲かせない働きもストップし、秋に開花してしまうのが、「狂い咲き」なのだそうです。
残念なことに秋に狂い咲きした枝では、春には花が咲かないとのこと。一方、夏に葉を落とした桜は、秋に狂い咲きを期待できる、ということでもあります。
ちなみに、10月14日に最後の一輪が落花しました。来春の当館脇の桜を少し少なめになりそうですが、これからしっかり肥料を入れて、春を待ちましょうか!
昨年の冬に桜の木を手入れした時、1本が枯れていました。そのスペースに山椒を植えたところ、しっかり根付き、初夏に実がなりました。必要なだけ取って残りの実をそのままにしました。その実が今赤くなり、はじけて、黒い種が見えています。